ワインだけじゃない!現地の空気を感じるイタリア専門店
エノテカ・アリーチェのロゴは、颯爽と自転車をこぐ女性がデザインされている。おいしいものを買い込んだら、ペダルを踏む足取りも軽い。その前に立ち寄ったのは、ワインもチーズも生ハムもパスタも買えるお気に入りのお店。まさにエノテカ・アリーチェのようなところだろう。
エノテカ・アリーチェは、イタリア20州のワインがくまなく揃えられた都内屈指のイタリアワイン専門店。それだけでなく、チーズや生ハムもイタリアから直輸入。太さや大きさが色々のパスタ、トマト缶など本格的なイタリアの食材もずらり。店内には、カンツォーネも流れ、イタリアの空気が感じられる心地よさ。実際に日本に住むイタリア人が気に入って常連になっているというから本場さながら。現地の味わいを伝えてくれる丸ごとイタリア専門店なのだ。
イタリアの個性とバラエティを伝えたい
「イタリアに行くとワイン屋さんでも食材が揃う。ワインだけじゃ堅くなっちゃうから、イタリアの食文化として案内できる店を作りたかったんです」とにっこり。
正統派イタリアワインの生産者をフィーチャー
店の入口側には、2000円くらいまでのデイリーワインもたくさんある。ここだけでも150種類以上はあるという。エノテカ・アリーチェではレストラン卸もやっているため、デイリーワインの多くはレストランで実際に人気のあるものが多くなっている。食事に合わせるにもぴったりなので、デイリーワインを買いたいという人にも打ってつけだ。
店内のレイアウトと楽しみ方をチェック

▲レジの下にあるチーズ量り売り。イタリアで有数の熟成士・エロス氏の見極めによる
イタリア全土のチーズを中心に品揃え。常時30種類はあるチーズは50gから量り売りしてもらえる
たくさんの人が訪れる。パスタも多種多様なタイプが揃っている
おすすめは、伝統的生産地が誇る2本
おすすめとして紹介してもらったのは、バルバレスコとオルトレポといういずれも銘醸地のワイン。左のバルバレスコは「イタリアワインの女王」とも称される赤ワインだ。
「ナダ・フィオレンツォというバルバスコ重鎮のワインです。僕が23歳の頃にバルベーラで造ったワインを飲んだ時に衝撃を受けて以来、一番好きな造り手。バルベーラというと親しみやすいイメージですが、それをとても上質に仕立てている。バルバレスコでもその素晴らしさを表現しています」。
右はイタリアの代表的なスパークリングワイン産地オルトレポのもの。
「イタリアのスパークリングといえば日本ではフランチャコルタがブームになっています。しかし、オルトレポはフランチャコルタよりも歴史が古くて、現地の星付きレストランが扱っているのはオルトレポ。ピノ・ネロの産地としても有名なので、シャルドネで造られたフランチャコルタよりも華やかな雰囲気があって、おすすめですね」。イタリア伝統の輝きを味わってみてほしい。
毎月の第2日曜の無料試飲会へ足を運ぼう
東京都練馬区中村北1-2-4
10:30~20:30
無休 ※臨時休業の場合はホームページやFB、Twitterで告知
03-5848-9814
HP:https://www.tre-frecce.co.jp
FB:@trefrecce.arice.diego