ワインだけじゃない!現地の空気を感じるイタリア専門店
エノテカ・アリーチェのロゴは、颯爽と自転車をこぐ女性がデザインされている。おいしいものを買い込んだら、ペダルを踏む足取りも軽い。その前に立ち寄ったのは、ワインもチーズも生ハムもパスタも買えるお気に入りのお店。まさにエノテカ・アリーチェのようなところだろう。
イタリアの個性とバラエティを伝えたい
「イタリアに行くとワイン屋さんでも食材が揃う。ワインだけじゃ堅くなっちゃうから、イタリアの食文化として案内できる店を作りたかったんです」とにっこり。
正統派イタリアワインの生産者をフィーチャー
エノテカ・アリーチェの店内には、1000種類以上のイタリアワインが揃っている。ワインセラーに行くと、20州のワインが地域別に並べられている。フィーチャーされているのは、地元の銘酒と呼ばれる古くから愛されてきた正統派の造り手のワインが多い。さらには、造り手ごとレンジ別にトータルにワインが揃えられている。これは生産者別にワインをすすめることが、好みやバラエティを理解してもらうことにつながるとの考えから。結果としてイタリアの個性がわかるラインナップになっている。
店の入口側には、2000円くらいまでのデイリーワインもたくさんある。ここだけでも150種類以上はあるという。エノテカ・アリーチェではレストラン卸もやっているため、デイリーワインの多くはレストランで実際に人気のあるものが多くなっている。食事に合わせるにもぴったりなので、デイリーワインを買いたいという人にも打ってつけだ。
店内のレイアウトと楽しみ方をチェック
店内は、入口側にデイリーワインやチーズや生ハムなどの食品エリア、左奥に地域別のワインセラーがある。日常的な買い物には手前フロア、こだわりワインや特別な贈り物を選ぶときにはワインセラーへ行ってみよう。
おすすめは、伝統的生産地が誇る2本
おすすめとして紹介してもらったのは、バルバレスコとオルトレポといういずれも銘醸地のワイン。左のバルバレスコは「イタリアワインの女王」とも称される赤ワインだ。
「ナダ・フィオレンツォというバルバスコ重鎮のワインです。僕が23歳の頃にバルベーラで造ったワインを飲んだ時に衝撃を受けて以来、一番好きな造り手。バルベーラというと親しみやすいイメージですが、それをとても上質に仕立てている。バルバレスコでもその素晴らしさを表現しています」
右はイタリアの代表的なスパークリングワイン産地オルトレポのもの。
「イタリアのスパークリングといえば日本ではフランチャコルタがブームになっています。しかし、オルトレポはフランチャコルタよりも歴史が古くて、現地の星付きレストランが扱っているのはオルトレポ。ピノ・ネロの産地としても有名なので、シャルドネで造られたフランチャコルタよりも華やかな雰囲気があって、おすすめですね」。
イタリア伝統の輝きを味わってみてほしい。
毎月の第2日曜の無料試飲会へ足を運ぼう
エノテカ・アリーチェでは、毎月第2日曜に無料試飲会を開催している。なんと9種類ものワインをグラスで試飲できて、さらにチーズも少しいただける。開催時間やワインの種類などの詳細はFacebookで公開されている。また、年会費1000円を支払えばワインがいつでも20%オフになるお得な会員制度も用意されている。定期的にイタリアワインを買いたいという人は、ぜひチェックしてほしい。
東京都練馬区中村北1-2-4
11:00~18:00
月休 ※臨時休業の場合はホームページやSNSで告知
03-5848-9814
HP:https://www.tre-frecce.co.jp
FB:@trefrecce.arice.diego
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