ワインショップ巡り昼飲み部〜広尾編

広尾ワインショップ巡り

ワインショップをはしごして楽しむ「昼飲み部」。 第4回目の散策エリアは広尾。2022年に4軒のワインショップがOPENし、半径200mに9軒のワイン&リカーショップが密集。日本一のワインショップ集積地になりました。一緒に出かけたのは、編集長オカモトのワイン友夫妻(なみこさんとしんちゃん)です。お昼すぎに広尾駅で待ち合わせして、いざ出発!

▼▼▼これまでのワインショップ巡り昼飲み部の記事はこちら▼▼▼

今回、巡るのはこちらのワインショップです!

広尾ワインショップ地図
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N43°

渋谷区広尾5-19-20

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RAKZAN広尾

渋谷区広尾5-17-10

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ヴィノスやまざき広尾店

渋谷区広尾5-4-14

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ザ・セラー広尾

港区南麻布5-16-6

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エノテカ広尾本店

港区南麻布5-14-15

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ルグラン・フィーユ・エ・フィス東京

港区南麻布5-1-27

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ワインプラス

港区南麻布5-2-37

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日本ワインショップ遅桜

港区西麻布4-4-12

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セラードア青山

港区南青山2-27-18 パサージュ青山2F

*外苑前ですが、締めで飲食店として利用しました!

目次

1軒目:N43°

一軒目に訪れるのは、明治通り沿いにある「N43°」。平川ワイナリーを中心にした北海道産ワインのセレクトショップです。

入れなくて残念…。見つめる二人。

勇んで出かけたものの、なぜかこの日は臨時休業でした。残念すぎます。

Closedの文字が悲しい…

本来であれば、テイスティングができるお店です。この日の場合は、平川ワイナリーが400円〜、リタファームが350円から試飲できる予定でした。残念ですが、1軒目を跡にします。

2軒目:リカーマウンテンRAKZAN広尾

2軒目に訪れたのは「RAKZAN広尾」。2022年11月にOPENしたリカーマウンテンの専門店です。ウイスキーやワイン中心の品揃えです。

RAKZAN広尾の外観。配達してもらえます!

RAKZAN広尾は問題なく開店していたので、入ります!

セラーのなかにはグランヴァンや高級なスパークリングワインが!
フランスのワインコーナー。高級ワインが並びます!

フランスやアメリカを中心としたワインがずらりと揃っていました。リカーマウンテンだけあって、圧巻の品揃えです。ウイスキーコーナーも興味深いものがたくさんありました。

3軒目:ヴィノスやまざき広尾店

ヴィノスやまざき広尾店

3軒目は、広尾駅に戻って「ヴィノスやまざき広尾店」にやってきました。広尾駅の交差点にあります。ここは2005年にオープンしたということで今年で18年目の老舗です。

ヴィノスやまざきといえば、元祖・コスパワインといわれた蔵直ワインが有名です。もちろんありました!

週末だけ有料テイスティングが復活!

久しぶりに訪れてみると、コロナ禍で中止されていた有料テイスティングが3月から週末限定で復活したようです。これは朗報!しかも3種類飲めて500円とは良心的すぎる…!

なみなみと60ml!

しかも、なみなみと60mlしっかりと注がれます。試飲スペースは、2Fの外苑西通りをのぞむ窓越しのカウンター。この日は「春待ちフレッシュワイン3種」ということで、すがすがしいワイン。チャコリをいただきました。ソーヴィニヨン・ブランのようなハーブの香りがして、すごく心地よかったです。

4軒目:ザ・セラー広尾

4軒目に向かったのは、「ザ・セラー広尾(THE CELLAR Hiroo)」です。2022年10月にOPENしたカーブドリラックスの姉妹ブランド「ザ・セラー」の店舗です。ここは、シャルドネとピノ・ノワールに特化した店というかなりとがったコンセプトが話題になりました。開店当初、お店の方に話を聞いたところ、広尾は激戦区なので特徴のあるコンセプトを持たせたかったとのことでした。

こちらはピノ・ノワールサイドです!

店内は手前と奥の2フロアに分かれています。手前のフロアが特徴的で入って右半分がピノ・ノワール、左半分がシャルドネという構成になっているんです。思い切ったつくりですよね。ちなみに左奥にスパークリングワインがあってシャンパーニュもあるので、正確にはちょっぴりムニエも混じっています(笑)

テイスティングメニュー

奥のフロアは、テイスティングルームとワインセラーがあります。こちらのワインセラーには、グランヴァン中心です。ボルドーなどシャルドネとピノ・ノワール以外のワインも入っています。テイスティングルームでワインを頼んでみることにしました。

スティルワインは赤白2種類の中から選べて2グラス1,650円

スティルワインは赤白4種類あったので、全部頼んでみました。赤はブルゴーニュのマルサネとチリのピノ・ノワール、白はシャブリとアメリカのシャルドネでした。個性の違いがはっきりわかっておもしろかったです!

シャンパーニュはアンリ・ビリオ

シャンパーニュはたっぷり100mL入って、2,200円でした。スティルワインもスパークリングワインも写真のとおり、グラスはリーデルのブラックタイ。ザ・セラーのテーマカラーであるグリーンの脚が素敵です。欲しくなる!

せっかくなので記念撮影!

とても静かな落ち着いた空間で、テイスティングにはもってこい。シャルドネとピノ・ノワールの新旧世界の飲み比べができるメニューで、味わいの違いが楽しめました。「記念に撮りましょうか?」と店員さんが気さくに撮ってくださいました!

5軒目:エノテカ広尾本店

ビッグボトルが目印のエノテカ広尾本店

次にやってきたのが「エノテカ広尾本店」。こちらがエノテカ初の店舗で、開店は1989年9月というから33年以上の歴史があります。日本のワインショップの先駆者ですね!

この日、正面から入ろうとしたら、何やらすごい数の人が店内に。ちょうど生産者が来日しているということで、来店イベントが開催中。奥の入口から入らせてもらいました。来日されていたのは、イタリア・ブルネッロの新星「レ・ラニャイエ」のオーナーであるリッカルド・カンピノーティー氏。当日は、ブルネッロのレ・ラニャイエとイル・マッロネートの試飲と購入者への撮影会が行われていました。

イベントで出されたレ・ラニャイエとイル・マッロネートのラインアップが並べてありました。

この日は、イベントデイだったため、買い物しかできませんでした。というか、3月11日からしばらくの間、バー・カフェ営業は休止みたいです。再開はホームページをご確認ください。

シャトー・マルゴーを造ってきた道具たち

エノテカの広尾本店は本店だけあって、品揃えが多いのはもちろん、博物館的な雰囲気も。シャトー・マルゴーで昔使われていた道具が展示されていたり、シャトー・ムートン・ロートシルトのビッグボトル(6リットル?)がずらりと並び、アートラベルが美しかったです。

6軒目 ルグラン・フィーユ・エ・フィス東京

ルグラン・フィーユ・エ・フィスの外観

6軒目は「ルグラン・フィーユ・エ・フィス東京」。2022年12月にOPENしたワインショップです。こちらは、1880年創業のフランス・パリの老舗ワインショップの初となる海外旗艦店。エノテカも東京のなかでは老舗のワインショップになりますが、さすがにパリのワインショップは歴史がありますね。その海外初の旗艦店ということで、できる前から話題になっていました。

店内からの景色はまるでパリ!

店内はテラス席もありましたが、落ち着いたカウンタースペースもあります。ワインとおつまみを注文します。

ラシット・プティ・ボヌール パテ 1,000円

グラスワインは何種類かあるので、選ぶことができます。「ラシット・プティ・ボヌール」はパテを選びました。

なみこさん達は赤ワインを注文し「ラシット・プティ・ボヌール」のサラミ。カウンターには近所のジェントルマンとマダムがワインを飲みに来られていて、素敵な雰囲気でした。ここは、ワインバーとしてだけでなく、カフェとしても利用できます。満席でしたが、テラス席もすごくよさそうでした。

ショップ店内

ショップスペースはパリのワインショップのような木製の棚が使ってあり、高級感が漂います。

地下に降りる階段のディスプレイ

B1階には、特別なワインが入ったカギのかかったカーブがありました。もちろん購入することもできます。トイレがあったので、地下に行きましたが造りも素敵なのでぜひ行ってみてください(写真があまりきれいに撮れませんでした)。

7軒目 ワインプラス

ワインプラス外観

7軒目は「ワインプラス」に行ってきました。2022年1月にOPENしたショップ、スクール、ラボがあるワイン複合施設です。1Fにはテーブルやカウンターもあって、ワインが飲めます。

ロゼ・シャンパーニュ

しんちゃんはロゼシャンパーニュをご注文。色がきれいでテラス席に映えています!

私となみこさんは3種飲み比べセットを頼みました。

わざとらしくなってしまいました・・・

私たちはテラスのテーブル席でいただきましたが、軒先にカウンター席もあります。

グランヴァンのバックヴィンテージもあります!

グラスワインをいただいたらお買い物タイム。ボルドーの格付けワインやジャック・セロスのバックヴィンテージがあって、しかも割とお値打ち価格だったりして、品揃えに驚きました。

グラヴネルのバックヴィンテージも発見!

グラヴネルのバックヴィンテージも発見! 気になってお店の人に状態を聞いたところ、ワインプラスカレッジの講師でもあるイタリアワインの永瀬喜洋さんがよい状態だというお墨付きが。もうこれは買うしかありませんね(笑)

8軒目 日本ワインショップ遅桜

外観

8軒目は「日本ワインショップ遅桜」にやってきました。13時からスタートしてもうすっかり暗くなりました。さすがに8軒も巡るとこうなりますね。

店内の様子

コの字カウンターがテイスティングバーになっており、周りにワインが置いてあります。

信州たかやまワイナリー3種飲み比べセット〈シャルドネ2019年、ピノ・ノワール2020年、メルロ・カベルネ2019年 各50ml>2,000円

私達はテーブル席に着いて、本日のスペシャル試飲だった信州たかやまワイナリーの飲み比べをいただきました。これからディナーはありますが、ワインショップは一旦締めになりますが、最後が日本ワインでほっと落ち着きます。

なんとドメーヌ・モンのドングリ発見!

ワインを飲み終わって、ショップスペースのほうも見ていたら、何とドメーヌ・モンのドングリ発見! 日本ワインのなかでもなかなかに入手困難な1本。ラスト2本だったので、私となみこさんで買って、店をあとにしました。最後にこんなラッキーがあってとてもうれしかったです。

9軒目 セラードア青山

9軒目は「セラードア青山」に向かいました。ちょっと長くなったので、セラードア青山での締めの食事はまた次の記事にします。

広尾のワインショップ巡り昼飲み部を終えて

広尾では8軒のワインショップを巡りました。2022年に4軒ものワインショップができたので、東京で一番のワインショップ集積地になりました。ほかにカクヤスという酒屋もワインの品揃えが豊富で、スーパーの明治屋やナショナル麻布にもワインはたくさんあります。広尾は東京でも屈指の高級住宅街でワインを飲む人が多いとはいえ、これだけ充実したのは驚きです。
今回、巡ったなかでは世界のシャルドネが多く出たように、ベーシックで王道なワインが試飲やワインバーで楽しめました。広尾は住宅街ですが、ワイン好きな人なら十分に観光地にもなります。隣町は恵比寿や西麻布・六本木、麻布十番、青山なので、昼間はワインショップ巡りして、夜にレストランでディナーもいいですね。もちろん広尾にも素敵なレストランはたくさんあります。皆さまも広尾でワインショップ巡り、楽しんでみてください!

▼▼▼これまでのワインショップ巡り昼飲み部の記事はこちら▼▼▼

広尾ワインショップ巡り

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この記事を書いた人

編集長のアバター 編集長 ライター/ワインエキスパート

東京に暮らす40代のライター/ワインエキスパート。
雑誌や書籍、Webメディアを中心に執筆中です。さまざまなジャンルの記事を執筆していますが、食にまつわる仕事が多く、ワインの連載や記事執筆、広告制作も行っています。東京ワインショップガイドは2017年から運営をスタートしました。

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