大人気の箱ワイン「ルナーリア(LUNALIA)」オレンジ、赤(ロゼ)を試飲!

こんにちは! 最近、安くておいしい自然派ワインの研究に余念がありません。

今回試してみるのは、日本に輸入されて以降、大人気の箱ワインの「LUNALIA(ルナーリア)」です。

✔ デメテール認証(有機栽培・ビオディナミの認証)取得の本格的な自然派ワイン!
✔ 750mL換算にすると、1,200円!
✔ 家のパッケージがかわいい!

編集長・岡本

箱ワインといえば、大量生産系の濃いワインが多かったので、
自然派のルナーリアの登場は衝撃を与えました!

今回は、オレンジと赤(と、書いてあったけど実はロゼでした)を買って飲んでみたので、口コミしていきたいと思います!

目次

「ルナーリア ピノ・グリージョ」オレンジワインは、飲みやすいけど、薄い

ルナーリア ピノ・グリージョ(LUNARIA PINOT GRIGIO) 輸入元・参考小売価格 4,800円(税抜)
国・産地イタリア・アブルッツォ州
生産者アブルッツォ州のビオディナミ協同組合
栽培・認証ビオディナミ/デメテール
栽培環境(テロワール)土壌:石灰 石 標高:450〜500m
品種/タイプピノ・グリージョ85%、その他15%/オレンジ・辛口
収穫方法、樹齢手摘みで収穫、平均30年
醸造方法プヌマティック(空気式圧搾)で圧搾後、12〜14℃でえ30時間醸し、ステンレスタンクで1ヶ月発酵、そのまま4〜8ヶ月熟成、SO2添加はアルコール発酵時
アルコール度数13%

淡いピンクの外観に、りんごキャンディやハーブ、桜餅の甘やかな香りが拡がります。グレープフルーツとりんごジュースをミックスしたフレッシュな味わいで、果実と穏やかな産のバランスが好印象の逸品です。

飲んでみた感想

外観

外観:クリアな濃いオレンジロゼのような色
香り:りんごの皮やトマトの皮、青っぽいハーブのニュアンス
味わい:ピンクグレープフルーツのような味わいで、果実のコクや渋みなどの引っかかりがなく、クリアで飲みやすい。オレンジワインというよりロゼワインの風味。酸味を後味に感じるので、バランスのよい酸はある。

編集長・岡本

一言でいうと、青くさいロゼワインです

色は濃く出ているものの、オレンジワインとしては薄味です。醸し期間が30時間と短いので、抽出が少ないタイプです。
さっぱりした飲みやすさはありますが、にごり感や旨味、ピノ・グリージョのボリューム感を期待していたので、物足りない印象でした。
香りが青っぽいのも、オレンジワインなのでバランス的に違和感がありました。

ルナーリア ピノ・グリージョ
総合評価
( 2.5 )
メリット
  • 渋みがないところは飲みやすい
デメリット
  • 青くさい



一般的なオレンジワインは和食やアジア料理、魚料理にも合いますが、皮の青くささが出ているので、そうした料理には合わなそうです。
餃子やちらし寿司など、酢を使った料理と合いそうな気がしました。

個人的には、オレンジワインの箱ワインだと「ウアイン」がおすすめです。ただし発売直後じゃないと売り切れています(涙)。
今後も箱ワインのオレンジワインでいいものがあったら探してみたいと思います。

じんわりした旨味やタンニンのあるオレンジワインの最安値だとこちらがおすすめです。

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「ルナーリア チェラスオーロ・ダブルッツォ」ロゼワインは

ルナーリア チェラスオーロ・ダブルッツォ 輸入元・参考小売価格 4,800円(税抜)
国・産地イタリア・アブルッツォ州
生産者アブルッツォ州のビオディナミ協同組合
栽培・認証ビオディナミ/デメテール
栽培環境(テロワール)土壌:石灰 石 標高:450〜500m
品種/タイプモンテプルチアーノ100%/ロゼ・辛口
収穫方法、樹齢手摘みで収穫、平均25〜30年
醸造方法低温で8時間醸し、ステンレスタンクで1ヶ月発酵、そのまま4〜6ヶ月熟成、SO2アルコール発行時に添加・トータル68mg/L
アルコール度13%

クリアなアセロラカラー、Cerasa(伊語=さくらんぼ)を由来としたワイン名のごとく、チェリーやあんずの香りが拡がり、薄旨の味わいはシャープな酸が骨格を成し美しきアフターへと流れます。

飲んでみた感想

外観

外観:クリアな濃いめのロゼ色
香り:チェリー、アセロラの香り。わずかにバラのような芳香を感じる。
味わい:オレンジワインよりはコクを感じるが全体にはクリアな飲み心地。バランスの取れた酸があり、飲んでいるときにわずかにヨーグルトっぽさを感じる。アフターに渋みの引っ掛かりはなく、軽い苦味がある程度。

編集長・岡本

バランスがいいというか、特徴がないというか

まず、買ったお店のPOPでは「赤ワイン」だと紹介されていたのですが、チェラスオーロ・ダブルッツォなのでロゼワインですね。
「イタリアワイン阿部」の座談会で、アブルッツォ州のチェラスオーロは、モンテプルチアーノ・ダブルッツォの濃い赤ワインを造るために途中で薄い部分を抜いて造られたものだと聞きました。豆腐とおからの両方を売り物にする方式で造られたロゼです。

クセがなく、バランスのいい飲み心地のいいロゼワインといえば、聞こえはいいですが、あまりこれといった特徴がないかもしれません。
赤ワインにいい部分が抜き取られている? POPに「薄旨」と書いてありましたが、旨味はなかったです。
ロゼワインは相性のいい料理も多いので、テーブルワインとして、とにかくガブガブ飲みたい人におすすめです。

ルナーリア チェラスオーロ・ダブルッツオ
総合評価
( 3 )
メリット
  • クセがなく飲み心地もいい
デメリット
  • これといった特徴がない


個人的にはロゼワインなら、ウアインのほうが信頼できるんじゃないかと思います。

まとめ

今回は、人気のあるルナーリアを買って飲んでみましたが、個人的には期待していたほどではありませんでした。引き続き、自宅においておける箱ワインのベストを探していきたいと思います!

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この記事を書いた人

編集長のアバター 編集長 ライター/ワインエキスパート

東京に暮らす40代のライター/ワインエキスパート。
雑誌や書籍、Webメディアを中心に執筆中です。さまざまなジャンルの記事を執筆していますが、食にまつわる仕事が多く、ワインの連載や記事執筆、広告制作も行っています。東京ワインショップガイドは2017年から運営をスタートしました。

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