ブルゴーニュマニアも参戦!ピノ・ノワールに似たガメイ決定戦

ガメイの褒め言葉に「ピノ・ノワールのよう(pinoter)」という表現があります。よくできたガメイは、赤ワインの女王と称されるピノ・ノワールに匹敵するほどエレガントで魅力的な味わいがあるということです。

編集長・岡本

ブルゴーニュのピノ・ノワールがどんどん高嶺の花になってきてるので、そんなガメイがあったら飲みたいです!

そこで、ピノ・ノワールに似ていると評判のガメイを集めて、4人で飲み比べてみました。本当にピノ・ノワールに似たガメイはあるのでしょうか?!

今回は、ブルゴーニュ渡航歴10回以上のブルゴーニュマニアも参戦です!

目次

ピノ・ノワールに似ていると評判のガメイを徹底検証!

【今回の参加者】

こちらのガメイ4銘柄と参考にニコラ・ポテルのピノ・ノワールをテイスティングしました!

スクロールできます
生産者名ティボー・リジェ・ベレールジャン・フォワヤールルイ・ジャドドメーヌ・ド・ヴェルニュスニコラ・ポテル
ボトル
村/畑ムーラン・ナ・ヴァンVVフルーリームーラン・ナ・ヴァン/ラ・ロッシュレニエ/ヴェルジュモレ・サン・ドニ
ヴィンテージ20162020201520202014
選出理由コート・ドールの名門がムーラン・ナ・ヴァンで造るガメイボジョレーを代表するPinoteルイ・ジャドがボジョレーの名門を買収して造ったガメイ名門エマニュエル・ルジェの次男が醸造を担当ブルゴーニュのピノ・ノワールの魅力をシンプルに表現

今回の4銘柄は、ボジョレーでPinote(ピノ・ノワールの個性を持つ)と呼ばれるもの、ブルゴーニュの生産者の造るものを集めました。ブルゴーニュの生産者のガメイは仕立て方や醸造法もピノ・ノワールと同じ方法を採用しているものもあります。

なみこ

飲んでみた4本ともピノ・ノワールと思える要素があって、ブラインドで出されたら間違えるかもしれないと思いました。

タッキー

同じピノ・ノワールといっても、ブルゴーニュの有名な村かと思うもの、新世界ピノかと思うものとタイプもいろいろでした。

しんちゃん

そうかと思うとシラーやグルナッシュなどローヌ系品種のようなワインもありましたね

編集長・岡本

それでは、気になる4銘柄の感想をおすすめ順で発表していきます!

検証方法
✔ ピノ・ノワール1銘柄とガメイ4銘柄を試飲
✔ 抜栓直後と抜栓1時間後に【ピノ・ノワールに似ているガメイ】【好きなガメイ】を1人1銘柄あげる
✔ 多い順でおすすめのワインを決定!

1位:まるでジュヴレ・シャンベルタン?! ブルゴーニュ・ピノに似たガメイ

ティボー・リジェ・ベレール レ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2016

ティボー・リジェ・ベレール ムーラン・ナ・ヴァン レ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2016

選出理由
✔ 生産者はコート・ド・ニュイの名門一族に生まれた、ニュイ・サン・ジョルジュの重要生産者の一人
✔ ボジョレーでワイン醸造を学び、土壌やガメイの多様性に魅了され、2008年に畑を購入
✔ ガメイに惚れ込んだコート・ドールのトップ生産者が造るガメイ

項目ワインについて
産地/土壌/平均樹齢ムーラン・ア・ヴァンの丘の斜面の中腹にある5つの区画のブドウを使用。樹齢は60〜80年、土壌はやや浅く30〜50cmでピンク色の花崗岩と砂
栽培/醸造方法ビオロジックやビオディナミを取り入れ、ブルゴーニュと同じ3週間の醸し期間でしっかり抽出させている
アルコール度数13.0%

✔ 凝縮感とミネラルをより強くワインに与え、長い余韻を生み出す
✔ ヴィンテージによるが、十分に熟成した状態で味わうには2〜6年寝かせる事をおすすめ

抜栓直後の感想

ーーまず、飲んでみてどうですか?

タッキー

おぉ……この鉄分や鉛筆の芯の赤ワインのミネラル感は、まさにジュヴレ・シャンベルタン!

しんちゃん

自然派っぽい土の香りもしますね。果実の甘みは感じ取りにくいので、まだ閉じているのかも

抜栓直後は、香りに鉄分や土っぽさのミネラルのニュアンスがありました。ムーラン・ナ・ヴァンは、鉄分を含むピンク色の花崗岩土壌なので、そういう香りが出たのでしょう。とはいえ、はじめは果実味の甘みなどの主張があまりなく、おとなしい印象でした。

投票結果:ピノ・ノワールに似ている1/4票、好き1/4票

抜栓1時間後の感想

ーー少し時間が経ちましたがどうですか?

なみこ

一気に垢抜けたイメージで、果実味に透明感が出てタンニンなどの複雑味も出てきました!

編集長・岡本

これはブルゴーニュのピノ・ノワールと間違えます!

時間が経ってくるとワインが開いて、明るい透明感のある果実味が出てきました。鉄分や土っぽい香りはそのままですが、赤い果実の味わいに鉄っぽさの刺激があることで華やかな印象に。タンニンのニュアンスも加わってきて、全体に複雑さも感じられるようになりました。

ガメイの甘みは控えめで、落ち着いている佇まいはまさにブルゴーニュのピノ・ノワール。鉄分のミネラル感があるので、ジュヴレ・シャンベルタンのよう!

これはかなりの極上ガメイ。ブルゴーニュのピノ好きにこそ、飲んでほしい味わいです!!

投票結果:ピノ・ノワールに似ている4/4票、好き2/4票

タッキー

ジュヴレ・シャンベルタンを愛する僕も大好きな味!

ピノ・ノワールのようなガメイを味わいたいなら、いま絶対にチェックしておきたい!/
超名門生産者による上質なガメイ体験を堪能してください

《お急ぎください》古いヴィンテージはお早めに。在庫がなくなりつつあります!

ティボー・リジェ・ベレールはムーラン・ナ・ヴァンの区画(畑)ごとに銘柄が販売されています。ヴィエイユ・ヴィーニュのみ9つの区画のブレンドです。
●レ・ルショー……若いうちから楽しめるので、すぐ飲みたい人に!
●ヴィエイユ・ヴィーニュ……古木のみを集めたバランスのいいタイプ。2016年はいま、飲み頃です!
●シャン・ド・クール…飲み頃まで5〜6年。全房発酵なので梅やシソのニュアンスが好きな方に!
●ラ・ロッシュ……飲み頃まで4〜8年の長熟タイプ。熟成させてから飲みたい人向け!

2位:新世界ピノ・ノワールかローヌ系品種のような濃厚シルキーガメイ

シャトー・デ・ジャック ムーラン・ナ・ヴァン ラ・ロッシュ2015

ルイ・ジャド シャトー・デ・ジャック ムーラン・ナ・ヴァン ラ・ロッシュ2015

選出理由
✔ ブルゴーニュ大手のルイ・ジャドが所有するボジョレーの名門ワイナリー(独立ワイナリーとして所有)
✔ 仕立て方も醸造方法もコート・ドールの方法を採用し、長熟型のガメイを醸造

項目ワインについて
産地/土壌/平均樹齢ラ・ロッシュは、ムーラン・ナ・ヴァンの5つの優良区画の1つ/丘の中腹にあり、日当たりがとても良く、粘土質とマンガンからなる
栽培/醸造方法リュット・レゾネ(減農薬栽培)、化学肥料や除草剤は不使用。株仕立て(コブレ)からコルドン仕立てに移行中/健全な果実のみを選果・除梗。発酵中は1日2回のルモンタージュと、ピジャージュを行い、3〜4週間かけてマセラシオン。10ヶ月、新旧オーク樽で熟成
アルコール度数14.5%

✔ スモークとスパイスの香りがするダークベリー、リコリスキャンディ、麝香のような土、スミレの華やかな香り
✔ 口に含むと、ビターチェリーとブルーベリーの濃縮されたフレーバーが広がり、粗さがなく、空気を含むと甘くなる
✔ 豊かなスタイルでありながら、印象的なエネルギーもある。

抜栓直後の感想

ーーまず飲んでみてどうでしたか?

タッキー

熟した黒色果実や焼けたゴムのような香り。凝縮感があって味が濃くて、アルコール度も高いね

なみこ

オーストラリアやチリの果実味の強い新世界ピノ・ノワールみたいです

外観は黒々とした濃く深いガーネット。熟した黒色果実やインク、ゴムのような濃さを連想させる香り。味わいも凝縮感がありますが、複雑味のないストレートな味わいで新世界のピノ・ノワールを感じさせました。

投票結果:ピノ・ノワールに似ている2/4 好き0/4

抜栓1時間後の感想

ーー少し時間が経ってみてどうですか?

編集長・岡本

香り、味ともに濃いままで基本的には変わりませんが、少し落ち着いてきた印象があり、香りに甘いスパイス感が混じります

しんちゃん

時間が経ってくると、グルナッシュやシラーのようなローヌ系品種を思わせる味。ハンバーグなどの肉料理にぴったり!

黒色果実やインク、ゴム、甘草の香り。目の詰まったシルキーなコクのある舌ざわりで、ストレートな濃厚さがあって上質なローヌ系品種のような質感がありました。

7年経ってはいるものの2015年のグレートヴィンテージだからか、色も味わいも濃く、まだ熟成感はありません、まだまだ力強さがみなぎっています。

アルコール度数は14.5%と高いものの、それを感じさせないくらい果実味、酸、タンニンもバランスよく高く維持されています。長熟タイプのワインでかなりポテンシャルは高いですね。熟成させると芳醇な香りや豊かさが増すことが予想されます!

投票結果:ピノ・ノワールに似ている0/4 好き2/4

編集長・岡本

ガメイの長熟タイプの熟成の素晴らしさを知るのにうってつけ。今、買って寝かせておきたい

ブルゴーニュの造り方にシフトしたルイ・ジャドのガメイは飲んでおきたい1本/
グレートヴィンテージの2015年は今から買って熟成すれば、素晴らしい世界が待っているはずです!

広域ブルゴーニュ(ブルゴーニュガメイ)、村名(ムーラン・ナ・ヴァン、フルーリー、モルゴン)、畑名(ムーラン・ナ・ヴァン クロ・ド・ロシュグレ、クロ・デュ・グラン・カルクラン、ラ・ロッシュ、モルゴン コート・ド・ピュイ)の3つのランクがあります。
ブルゴーニュガメイ…クリュボジョレーのブレンド。すぐに飲むならこれ!2000円台で買えます!
村名…ムーラン・ナ・ヴァン/香り豊か
フルーリー/果実味豊かでフェミニン
モルゴン/力強い 村の個性を味わいたいなら村名で!
畑名…総じて長熟タイプ。熟成させるならこれ

3位:Pinoteの名手が造る自然派の旨味あふれるつややかなガメイ

ジャン・フォワヤール フルーリー2020

ジャン・フォワヤール フルーリー2020

選出理由
✔ ジャン・フォワヤールは、Pinote(ピノ・ノワールの個性を持つ)にふさわしいガメイの名手
✔ ピノ・ノワールのような華やかさやエレガントさがあるとされる
✔ フルーリーはクリュ・ボジョレーのなかでもエレガントな村としての個性をもつ

項目ワインについて
産地/土壌/平均樹齢フルーリー/ピンクの砂岩混じりの花崗岩/平均32年
栽培/醸造方法ビオロジック(認証なし)/100%手摘み、畑で選果。マセラシオン・カルボニック低温にしてセメントタンクで20日間、自然酵母で2ヶ月発酵、古い樽で10ヶ月熟成。SO2は澱引き時に20mg/L、ノンフィルター
アルコール度数14.5%

✔ グロゼイユやフランボワーズのジャムなど熟した赤い果実にシャクヤクの甘い花の香り
✔ しなやかでコクのあるまろやかな果実の凝縮味に艶があり、鉱物的なミネラルと滑らかなタンニンとのバランスが絶妙

抜栓直後の感想

ーーまず、飲んでみてどうですか?

タッキー

果実が熟していて、甘みがすごく感じられます

なみこ

ブルーベリーのジャムやいちごの華やかな香りもステキ!

外観は紫が強めのガーネット色。香りにつぶしたイチゴやブルーベリーのジャムが豊かに出ているように、味わってみてもジューシーで甘みのある味わい。グラスに残る足(レッグス)で粘性の高さでアルコールの高さがわかりますが、口当たりに重たさはなくするすると入ってきます。自然派ワイン好きはもちろん、誰が飲んでもおいしい味わいでした。

投票結果:ピノ・ノワールに似ている1/4票、好き3/4票

抜栓1時間後の感想

ーー少し時間が経ちましたがどうですか?

しんちゃん

ちょっと香りや風味が落ちてきました…

甘さやするするとしたジューシーさや濃さはそのままですが、時間が経つと香りが落ちてアルコールが感じられるようになりました。暑かった2020年という年のせいかもしれませんが、現時点では温度は上げないほうがよさそうです。
ただ、再び冷やして飲むと、味わいは復活。いちごジャムや甘い花の香りにわずかに鉄のような香りが混じります。
やや厚みを感じるピュアな口当たりで、エキス感がするすると入ってきてしみわたるよう。ジューシーでつややかなおいしさがあり、わずかにきめ細かなタンニンが主張するのが心地よく思えます。後味に黒蜜のような甘みも残ります。
ピノ・ノワールっぽさはそこまで感じませんでしたが、自然派のガメイのおいしさが詰まった味わいです。

編集長・岡本

うっとりするような、ピュアでつややかな味は一度体験してほしいです!

エキスの旨味が充満した自然派ガメイの代表格といえる味!/
これは誰が飲んでも素直においしさを感じられるでしょう!!

ワインは、広域ボジョレー(ボジョレー・アリザリーヌ)と、モルゴンの畑名が3種類、フルーリーの銘柄があります。
●ボジョレー・アリザリーヌ…チャーミングな色と味
●モルゴン・コート・ド・ピュイ…ドメーヌを代表するワイン
●モルゴン・コルスレット…モルゴン・コート・ド・ピュイの南
●モルゴン・レ・シャルム…モルゴンのなかでエレガント
●フルーリー…上品でエレガント
2020年は暑い年だったのでアルコール高めのようです。アルコールの高さが苦手な人は2018年や2019年がおすすめ!

4位:ピノ・ノワールの良さが共存したパストゥグランに似たガメイ

ドメーヌ・ド・ヴェルニュス レニエ ヴェルジュ

ドメーヌ・ド・ヴェルニュス レニエ・レ・ヴェルジュ2020

選出理由
✔ ブルゴーニュの名門エマニュエル・ルジェの次男ギヨーム・ルジェがコンサルタントを担当
✔ 畑作業から醸造に至るまで、その哲学や技量が反映されている

項目ワインについて
産地/土壌/平均樹齢レニエの標高約275mの丘の麓にある南西向きの畑/花崗岩土壌/平均樹齢65年
栽培/醸造方法選別して手摘みで収穫/低温浸漬でゆっくりと抽出。ステンレスタンクでアルコール醗酵後、10ヵ月間タンクもしくは樫樽で熟成
アルコール度数13.5%

✔ スミレのようなフローラルな香りや胡椒のようなスパイシーな香り
✔ とてもフルーティで絹のような舌触り
✔ ストラクチャーはしっかりしていますがタンニンもきめ細やかで力強くもエレガントな味わい
✔ どちらかというと長熟タイプ

飲んでみた感想

ーー飲んでみてどうでしたか?

編集長・岡本

酸がしっかりあってチャーミングな味

ガーネット。スミレや黒蜜の香り。若々しくするっとした味わいで、つややかさときめ細かいタンニンが余韻につながっていました。スミレの香りや、果実味よりも酸味が強い感じ、するっとした質感にピノ・ノワールっぽさを感じました
ただ、温度を上げると、ばさばさしやすいので、ボトルクーラーを使うのがおすすめです。

口コミではエレガントさを推す声がありました!

沼田店長

まだまだ若いけど、艶があって上品。
ルジェが関わっているだけに、ガメイと思えない出来栄え
間違いなく、飲んでおいたほうがいいワインです!!

TwitterやVivinoの声
艶がでてすでに大御所の気配。ヤバです」
「紅茶、ハーブ スパイス 高級なピノを思わせる香り 深い紫 シルキーなタンニン コク良い、こんなガメイ飲んだことない
「黒系果実に寄ったバランスのしっとりとした重さを伴う印象

\エレガントなつややかな質感と黒蜜っぽさの共存は、まさにパストゥグラン!/
ルジェの哲学を受け継ぐ期待のホープを3000円台で早めにチェック

レニエシルブル、…早くから楽しめるタイプ。すぐに飲むならこちら!
モルゴンモルゴン・グラン・クラフルーリー・ラ・ディムフルーリーレニエ・レ・ヴェルジュレニエ・ラ・カドル…長熟タイプ、熟成させるならこちら!

ガメイとピノ・ノワールのテイスティングを終えてみて

スクロールできます
生産者名ティボー・リジェ・ベレールジャン・フォワヤールルイ・ジャドドメーヌ・ド・ヴェルニュス
ボトル
ピノ・ノワールに近い度★★★★★★★★★★★★★★★
イメージするピノ・ノワールジュヴレ・シャンベルタン自然派ピノ・ノワール新世界ピノ・ノワールパストゥグラン

どのガメイもつややかさがあって、ピノ・ノワールと間違えそうなものもありました。

タッキー

ピノ・ノワールかどうかを通り越して、ジュヴレ・シャンベルタンっぽいのがあったのは驚き!

ほかにも新世界ピノ、ローヌ系品種、パストゥグランと、さまざまにイメージできるものがありました。逆にいえば、優秀なガメイを比べてみても1つの枠にとらわれず、さまざまなスタイルがあることがわかって、おもしろかったです。

ガメイといえばボジョレー・ヌーヴォーのイメージが強いですが、クリュ・ボジョレーはヌーヴォーとは別物という意見も出ました。

なみこ

手伝っているワインバーの店長はムーラン・ナ・ヴァンをピノ・ノワールに間違えたことがあると言っていました

ムーラン・ナ・ヴァンやフルーリーは、クリュ・ボジョレーの中でもエレガントだといわれているので、よりピノ・ノワールに近いのかもしれません。とはいえ、同じムーラン・ナ・ヴァンでも、ルイ・ジャドのシャトー・デ・ジャックとティボー・リジェ・ベレールは全く異なるスタイルだったので、結局は生産者のスタイルで大きくことなりました。

今回はヴィンテージをそろえられず、2015年や2020年のグレートヴィンテージもあったので、アルコール度が高いものが多かったですが、落ち着いてきたらまた印象も変わりそうです。熟成したガメイはよりピノ・ノワールと見分けがつかないそうです。ガメイはバックヴィンテージがあまり出てこないので、買って熟成させるほかありません。村名や畑名でも、ブルゴーニュのピノ・ノワールよりは割安ですし、その価値はあると感じました。

また、ブルゴーニュのコート・ドールの生産者が関わっているものを多くピックアップしたので、醸造法もピノ・ノワールと同じになっていました。元々、ガメイはピノ・ノワールの子品種ですし、産地も同じブルゴーニュ。お互いに魅力に感じられる共通点を見つけるのも楽しいものです。

ぜひ、今回ピックアップした銘柄で、うれしい驚きを体験してみてください!

コラム:実際に比べてみて思った、ガメイとピノ・ノワールのたった1つの違いとは?

ニコラ・ポテル モレ・サン・ドニ2014

今回は、参考のためにタッキーにブルゴーニュのピノ・ノワールを選んで持ってきてもらいました。生産者による造りの違いやブルゴーニュの村の特徴が出すぎていない、古典的でシンプルにピノ・ノワールの良さを表しているブルゴーニュだそうです。

外観はオレンジかかったガーネットで、熟成感が色に表れている。ブラックベリーやブルーベリー、スパイス、ミントの香り。果実と酸とバランスがよく落ち着いていて、飲み頃。赤い果実のフレーバーはドライだが、少し塩味があり、それが甘みや旨味を引き出している。心地よいタンニンの余韻に続く。

ガメイ4種と飲み比べてみて、やっぱりブルゴーニュのピノ・ノワールならではと思ったこともあります。それは、温度が上がっても印象が変わらなかったところです。飲み頃だったというのもあるかもしれませんが、最初から最後までブルゴーニュのピノ・ノワールという姿はすごかったです。信頼のある生産者ですし、値段もクリュボジョレーよりも2〜3割以上は高いですし、本家なので当たり前の話ですが。改めて、ブルゴーニュのすごみを感じました。

ガメイの品種特徴や代表的な生産者を知りたいならこちら!ピノ・ノワールとの違いについても!!

自称ガメイ大使!ワインマーケットパーティーの沼田店長のおすすめガメイはこちら!

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この記事を書いた人

編集長のアバター 編集長 ライター/ワインエキスパート

東京に暮らす40代のライター/ワインエキスパート。
雑誌や書籍、Webメディアを中心に執筆中です。さまざまなジャンルの記事を執筆していますが、食にまつわる仕事が多く、ワインの連載や記事執筆、広告制作も行っています。東京ワインショップガイドは2017年から運営をスタートしました。

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